【竜の聖域】
竜の大聖堂の深部にある竜の聖域。
その聖域の祭壇には、『始祖の銀竜』が大地と繋がっていた名残である“巨大なへその緒”が祀られている。
抑々(そもそも)、竜の大聖堂はこの“巨大なへその緒”を中心に建築されたものであり、それは竜派の信者にとって神聖視された「聖遺物」であった。
聖域の内部は『始祖の銀竜』が大地より生まれ出でた当時の自然環境を模して緑化されており、聖域を支える巨大な柱には「竜の四賢者像」が刻まれていた。
竜の四賢者とは、『始祖の銀竜』の出現後、初めて銀竜と知性を交えたとされる4人の聖人である。
彼らはその後、世界各地に竜信仰を広めるべくこの地を離れ、二度と戻る事は無かったと伝承されており、その偉業を称える為に聖堂内に祀られている。
竜派の人々は、荘厳さと静謐な空気で満たされた聖域で『始祖の銀竜』と一体になり「神」に近づくことを望んで日々祈りを捧げたという。
An original work depicting the dark fantasy world.
“The Dragon’s Sanctuary”