未来のバイオリニスト?
彼女は楽器屋でバイトをしている。
初めはギターをやりたかった彼女は、ギター専門店でバイトをする予定だった。
もしかしたら、安くギターを譲ってもらえるかも!という邪な理由ではあったが、バイト募集ひ飛びついて入った楽器屋はギターではなく何を間違ったのか、バイオリン専門店だった。
自分のバカさ加減にウンザリした彼女だったが、バイオリンを生で聞いたことがないという彼女に、店長のお爺さんが披露してくれたバイオリンの演奏に彼女は魅せられた。
自分にも演奏が出来るようになれるか聞いた彼女に、お爺さんは「君に情熱があるなら楽器は答えてくれますよ」そう一言言って笑い入門用のバイオリンをくれた。
「未来のバイオリニストの門出に」
その日から彼女は、ギターではなくバイオリンに情熱を注いだ。
あの音が弾けるように。
これは未来名を馳せるバイオリニストの話…にならないかも知れないが、我武者羅に情熱を注げる事が見つかるのはきっと幸運な事だろう、それが見つからず彷徨っている人のほうが多いのだから。
未来彼女が輝やけるのかは誰にも分からないが、バイオリンを持って不器用に演奏する彼女の汗は眩しく煌めいていた。
She is working part-time at a music store.
At first she wanted to play the guitar and was going to work part-time at a guitar specialty store.
She was going to work part-time at a gu...