NFTでお届けする「ねじねじドーナツ部長」の日常です。
5月11日
部長は、ついに会社の地下フロアの奥にある「ひみつの部屋」へとたどり着きました。厳重なセキュリティは、噂に聞いていたものとは違って、全て空振り。数々のセンサーも、全く作動していませんでした。これら全てが、ドーナツの仕業だったということを部長が知ることになるのは、もっとずっと…先の話。懐中電灯の明かりを頼りに、「機械の耳」の開発資料を見つけた部長は、自宅へと戻ってきました。
自宅でゆっくりとくつろぎながら、資料に書かれていた内容を思い出しています。「機械の耳」は、「血縁、糖鎖、塩基配列…」など、チェーン状につながった、現実世界のあらゆる事象を研究対象として生まれた試作品でした。この不思議な世界のチェーンをさかのぼることで、先日聞いた声の主にも、いつか辿り着けるはず…。そう考える部長なのでした。
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May 11.
He finally made it to the "secret room" at the back of the company's basement floor. The tight security was all but empty, unlike what he had heard rumors about. Even the numerous sensors were not working at all. It would be a long time before he would learn that it was all the wo...